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科料
「科料〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
科料の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「神社合祀に関する意見」より 著者:南方熊楠
て逃竄《とうざん》し、その後召喚するも出頭せず。よって警察所罰令により一円ずつの
科料を課せり。かくて前後七回遠路を召喚されしも、今に方つかずと、神社滅亡を喜悦す....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
猿はどうしました」と、わたしは好奇心にそそられて又訊いた。 「その飼主は一貫文の
科料、猿公は世間をさわがしたという罪で遠島、永代橋から遠島船に乗せられて八丈島へ....
「光と風と夢」より 著者:中島敦
下の酋長《しゅうちょう》十三人もそれぞれ他の島々に追放された。叛乱者側の村々への
科料六千六百|磅《ポンド》。ムリヌウ監獄に投ぜられた大小酋長二十七人。之が凡《す....
「獄中消息」より 著者:大杉栄
こんど出たら、どこか加行や多行の字のないところに転籍する。その後その決定が来た。
科料金弐拾銭。 ことしは四月にはいってから毎日のように降ったり曇ったりばかりし....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
刑事裁判事件の報酬規則。
第一審事件ノ手数料ハ左ノ区別ニ従ウ
一、拘留又ハ
科料ニ該《あた》ル事件ハ金三十円トス
二、罰金ニ…… 金五十円
....
「ヤトラカン・サミ博士の椅子」より 著者:牧逸馬
上に山を築き、それを焚火《たきび》して大喚声をあげたために、金六|片《ペンス》の
科料に処せられているではないか。それなのに、ヤトラカン・サミ博士が、この服装《な....
「人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
てこの観念に従って、ショオト博士は、結婚せる貧民を養うために、独身生活者に重税と
科料を課することを提唱している1)。 1) Id. p. 247. この....