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「秒速〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

秒速の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
地球発狂事件」より 著者:海野十三
早口に言葉を挿んだ。 「もちろん計器の上に感じた地震だ。すごい伝播速度のものだ。秒速二千四百キロメートルを観測したよ」 「なるほど、普通の地震の場合の三十倍以上....
戦場」より 著者:夢野久作
にたいと憧憬れ願っている……その超自然的な感情が裏書きする戦争の暴風的破壊が……秒速数百|米突の鉄と火の颶風、旋風、※風、颱風……その魘え切った霊魂のドン底に纔....
函館の大火について」より 著者:寺田寅彦
地方から北海道南部は一般に南西がかった雪交じりの烈風が吹きつのり、函館では南々西秒速十余メートルの烈風が報ぜられている。この時に当たってである、実に函館全市を焼....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
を置いて、天候の至極よろしい日――例えば初冬から早春に至る間の快晴の日、東京では秒速七八|米突《メートル》から、十米突ぐらいまでの北西の風が帝都の煙塵を吹き払う....
」より 著者:坂口安吾
カラッ風というのは地域的に毎日のように吹く風であるが、その最高潮に達したときには秒速二十メートルをこえ、ちょッとした颱風と同じぐらいの荒れ方で、腕の太さの枝をポ....
旅客機事件」より 著者:大庭武年
ないのですか? 一体あの時、機の速力は時速百二十|哩位でした。だから、そうです、秒速にすれば一町ぐらいに当るのです。若し貴方が謂われるように、綿井氏を落して後、....
長崎の鐘」より 著者:永井隆
上の中心松山町の上空五百五十メートルの一点に一発のプルトニウム原子爆弾が爆裂し、秒速二千メートルの風圧に比すべき巨大なエネルギーは瞬時にして地上一切の物体を圧し....