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「秕政〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

秕政の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
応仁の乱」より 著者:菊池寛
べきである。 応仁の乱の責任者として、古来最も指弾されて居るのは、将軍義政で、秕政と驕奢が、その起因をなしたと云われる。 義満の金閣寺に真似て、銀閣を東山に....
蒲生氏郷」より 著者:幸田露伴
政宗の電話が開通して居たことは疑無い。サア木村父子が新来無恩の天降り武士で多少の秕政《ひせい》が有ったのだろうから、土着の武士達が一揆を起すに至って、其一揆は中....
現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
団体となるかも知れぬ。 (一九三六・一一) 七 自由排撃三法案 従来の諸政府の秕政を一新すると称して登場した広田内閣は、組閣第一番に、自由主義を認容しないとい....
食糧騒動について」より 著者:与謝野晶子
の出兵沙汰や、時機を失した調節令などに由って、一層米価の暴騰を助長した軍閥内閣の秕政とに対する社会的不平を挙げねばなりません。 人間は久しい間の歴史的進化を続....
人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
, 224. 12mo. 1766.〕 英蘭《イングランド》のサクソン諸王の秕政《ひせい》と内乱とは、フランスのシャアレマンの治世の後に生じた弱点と同様の結....
ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
渡されて、 国から国へゆるゆると広められる。 そのうち道理が非理になって、仁政が秕政になる。 人は澆季には生れたくないものだ。 さて人間生れながらの権利となると....
私本太平記」より 著者:吉川英治
った気がした。 「……いちいち挙げては、きりもないが」 道誉は、さらに、鎌倉の秕政や腐敗ぶりをかぞえたてた。武家幕府の基幹である武家すらも、心ある者は、みな離....