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秘密結社
「秘密結社〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
秘密結社の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「人造人間殺害事件」より 著者:海野十三
とったときには、常にも似ず、脳髄がひきしめられるような気がした。緑十八といえば、
秘密結社海龍倶楽部の花形闘士の中でも、昨今中国第一の評ある策士。辣腕《らつわん》....
「国際殺人団の崩壊」より 著者:海野十三
に施されてある中に、最も陰険きわまるのはこの国際殺人団の本体であるところのJPC
秘密結社です。×国は三十年前から各方面に亘って有望なる学才を有し、しかも貧乏だと....
「省線電車の射撃手」より 著者:海野十三
なもののあるのが発見されると思いますよ。そいつをひっぱってゆくと、十字架と髑髏の
秘密結社が出てくるんじゃないですか」 「
秘密結社ですって?」 「そりゃ僕の想像で....
「地獄街道」より 著者:海野十三
ている場所だった。それは通りぬけのできる三丁あまりの横丁にすぎなかったが、ユダヤ
秘密結社の入口があった。なんでも夜中の或る時刻に団員をその入口へ案内してくれる機....
「爆薬の花籠」より 著者:海野十三
あるか、それは分っていない。分っているのは今から二十年ほど前に、ターネフの名が、
秘密結社「世界骸骨化クラブ」の会員として記録されたことである。 世界骸骨化クラ....
「怪塔王」より 著者:海野十三
。 「あれはね、こうなんだよ。大利根博士は、今世界をひっくりかえそうと企んでいる
秘密結社の一員だったのだ。日本のためには、全くあぶないところだったよ」 といって、探偵は大きな溜息をつきました。....
「大空魔艦」より 著者:海野十三
。しかし西洋人もあれば東洋人もあった。これは世界に大革命をおこそうというユダヤの
秘密結社の一味であった。もし時がくれば、この空魔艦を相手国には知られぬように、成....
「獏鸚」より 著者:海野十三
という警視庁きっての不良少年係の名刑事がずばりと断定を下した。それは黄血社という
秘密結社の一味に違いないというのだ。黄血社といえば国際的なギャングで、首領のダム....
「銅銭会事変」より 著者:国枝史郎
守は沈吟した。 「解ったようで解らない。だがともかくも今度の事件が、銅銭会という
秘密結社の、会員どもの所業であることは、どっちみち疑がいはなさそうだ」 「叔父様....
「前記天満焼」より 著者:国枝史郎
とが出来た。 支那には「白蓮会」だの「哥老会」だの「六合会」だのというような、
秘密結社がたくさんあったが、その中の「白毫会」という結社には、日本人も会員に加わ....
「鴉片を喫む美少年」より 著者:国枝史郎
彼女はその昔は、良家の娘だったということだ。が、今はこの国における、二つの大きな
秘密結社――殺人、人買い、掠奪、密輸入、あらゆる悪行をやりながら、不断の貧民の味....
「銀三十枚」より 著者:国枝史郎
交際さえ、はじめていなかったということや、最後に至って別標題を附け、国際的陰謀の
秘密結社に、関係あるらしいということなどが、三段に渡って記されてあった。 私と....
「沙漠の古都」より 著者:国枝史郎
達のいるここのことよ。そうしてここは阿片窟よ。阿片窟ではあるけれど、同時にここは
秘密結社の一番大事な本部なのよ。こういうとあなたは訊くでしょう。いったい何の秘密....
「暗号数字」より 著者:海野十三
ちは、その暗号の鍵が、やはり無電にのってくるのかと思ったのですが、そうではない。
秘密結社の本部では飽くまでも用意周到を極めています」 「ははあ」 「鍵の数字は、....
「世界の裏」より 著者:国枝史郎
亜の掃溜のような上海などには、十六堂会のような一国の警察権以上の勢力を持っている
秘密結社があるらしい。 でも、十六堂会の真相を知ろうと思ったら、今回の支那事変....