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秘語
「秘語〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
秘語の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「結婚問題に就て考慮する迄」より 著者:宮本百合子
うな表面と、愛らしい春の息を吸った空とは、そのなごやかな甘い沈黙のうちで、お互の
秘語を交して居るように思われる。 雪は、明にまだ寒さの残りを示して居ながら、あ....
「三国志」より 著者:吉川英治
を追っているふうであった。 この家の深窓の佳人と玄徳とが、いつのまにか、春宵の
秘語を楽しむ仲になっているのを目撃して、関羽は、非常なおどろきと狼狽をおぼえた。....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
。 「じつ申せば、日は経ても、いっこう御本復のていは見えぬ。……また、ここだけの
秘語でおざるが、どうも今度は、たとえお床上げの後も、執権ノ座に御在職はいかがとい....