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「移住〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

移住の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
星座」より 著者:有島武郎
わしが口をきいてやったようなものだ。ろくな元資《もとで》も持たず七年前に富山から移住してきた男だったが、水田にかけては経験もあるし、人間もばかではないようだった....
後世への最大遺物」より 著者:内村鑑三
。アメリカの有名なるフィラデルフィアのジラードというフランスの商人が、アメリカに移住しまして、建てた孤児院を、私は見ました。これは世界第一番の孤児院です。およそ....
宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
ウスの学説に代わるもの/時間概念の進化/地球上に生命の成立/原始生成か、外からの移住か/難点/この問題に対する哲学者の態度/キューヴィエーの大変動説/これに関す....
鍵から抜け出した女」より 著者:海野十三
に来たくなかったのだ。母親のお鳥に連れられ、内地をおさらばしてこの北国の黄風島に移住してきたのだが、なぜ母親があの気持のいい内地を去るような気持になったのか腑に....
宇宙戦隊」より 著者:海野十三
「どこか逃げだすところはないかなあ、噴射艇にのって、ミミ族のおいかけてこない星へ移住する手はないだろうか」 などと、あいかわらず弱音をはく人間が、いわゆる文化....
火星兵団」より 著者:海野十三
識のある人々は、誰しもそれは火星がいいというであろう。予等の考えも火星を最もよい移住星だと思っている。火星よりも工合のよさそうなところは他にないと思う。なぜなら....
転機」より 著者:伊藤野枝
迫害の中に暮さなければならなかった。最初はいいかげんな甘言にのせられて、それぞれ移住して、ある者は広い未開の地をあてがわれて、そこを開墾し始めた。しかし、それは....
梵雲庵漫録」より 著者:淡島寒月
餅を生んだと見ても差支えないように考える。 殊に昔、支那や朝鮮の種族が、日本へ移住した数は尠なからぬので、既に僧行基が奈良のある寺で説教を試みた時、髪に豚の脂....
スリーピー・ホローの伝説」より 著者:アーヴィングワシントン
たりには、ものういような静けさがただよっているし、またその住民はむかしのオランダ移住民の子孫だが一風変った気質をもっているので、このさびしい谷は長いあいだスリー....
キド効果」より 著者:海野十三
全部を貸切りにしていても、あえて驚くにはあたらない。 この一団というのは、開発移住団と称して一行四十名|一と塊となってくりこんできた連中なのであるが、開発の美....
欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
ベス女王の朝に起こりしも、当時英国政府信教の自由を許さざるをもって、去りて北米に移住するものはなはだ多かりし。クロムウェル氏共和政治を唱うるに至りて、その宗初め....
西航日録」より 著者:井上円了
倍の増加なるは、実に驚かざるを得ず。また、その人口を類別するに、アイルランドより移住せるもの八十五万人、ドイツより九十万人、英国およびスコットランドより二十万人....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
旧来土人および異人種を虐待せし習慣あるによる。また人物そのものにつきても、豪州に移住せしものと南アフリカに移住せしものとは、品格上高下の相違あるを見る。両地とも....
北海道に就いての印象」より 著者:有島武郎
ているようだ。若しあすこの土地に人為上にもっと自由が許されていたならば、北海道の移住民は日本人という在来の典型に或る新しい寄与をしていたかも知れない。欧洲文明に....
松の操美人の生埋」より 著者:宇田川文海
談芸を好み、常に之を見、之を聞くを以て無上の楽しみと為せるが、明治九年以来当地に移住せるを以て、復両氏の技芸を見聞する能わず。只新聞雑誌の評言と、在京知人の通信....