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稀塩酸
「稀塩酸〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
稀塩酸の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「山羊髯編輯長」より 著者:夢野久作
から、真黒になった銀貨二千余円を発見するとスッカリ大胆になってしまった。その金を
稀塩酸で磨いて、紙の棒に包んだのを資金として、故意と直ぐの隣家に理髪店を開いてい....
「キャラコさん」より 著者:久生十蘭
上《たてがみ》氏を呼んだと聞くとその夜、兄は夜半《よなか》にそっと起きあがって、
稀塩酸《きえんさん》でじぶんの眼をつぶそうとしているのです。必死なようすでしたわ....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
滴|橙皮油《とうひゆ》なら半滴を落して冷しておいてもようございます。よく世間では
稀塩酸でレモナードを作る人がありますがあれは毒だからお止《よ》しなさい。枸櫞酸の....