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程こそあれ
「程こそあれ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
程こそあれの前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜叉ヶ池」より 著者:泉鏡花
を見い。夜叉ヶ池の上を見い。夜叉ヶ池の上を見い。真暗な雲が出た、――と叫び呼わる
程こそあれ、閃電来り、瞬く間も歇まず。衆は立つ足もなくあわて惑う、牛あれて一|蹴....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
が出ると聞くより、カラカラと打笑い、
「いかに辺土に来ぬればとて、人を驚かすも
程こそあれ、鬼の人を取り食ふなどは昔噺《むかしばなし》の草双紙などには有る事にて....