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税所
「税所〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
税所の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「稲生播磨守」より 著者:林不忘
塀《ついじべい》の陰。夕方。杉、八《や》つ手《で》などの植込みの根方に、中小姓|
税所郁之進《さいしょいくのしん》と、同じく中小姓池田、森の三人が、しゃがんで話し....
「友人」より 著者:上村松園
、日本の古い物語や歴史のなかの人物である。 小野小町、清少納言、紫式部、亀遊、
税所敦子――そのほかいくらでもある。 楊貴妃、西太后……数えればきりがない。 ....
「南国太平記」より 著者:直木三十五
信義)
吉井仁左衛門 (伯爵吉井友実)
伊知地竜右衛門 (伯爵伊知地正治)
税所《さいしょ》喜三左衛門 (子爵
税所篤)
本田弥右衛門 (男爵本田親雄)....
「朱絃舎浜子」より 著者:長谷川時雨
十郎氏令嬢の、実子《じつこ》と扶貴子《ふきこ》が、浜子とあまりちがわない年齢で、
税所敦子《さいしょあつこ》――宮中女官|楓《かえで》の内侍《ないし》――の作詞を....
「つづれ烏羽玉」より 著者:林不忘
ている場合ではない。 本八丁堀屋根屋|新道《しんみち》、隠密《おんみつ》まわり
税所邦之助《さいしょくにのすけ》の役宅へ呼ばれて、この花の一件をしかとおおせつか....
「鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
過しました。人から贈られた書簡ばかりを集めて置いたので、古いところでは福羽美静、
税所敦子、小池直子、松の門三艸子、橘東世子、松波資之、小出粲、中村秋香、賀古鶴所....
「画筆に生きる五十年」より 著者:上村松園
古美術品展出品(三等銅牌) 同 三十九年 「柳桜」新古美術品展出品(三等銅牌)「
税所敦子孝養図」 同 四十年 「花のにぎはひ」北陸絵画共進会出品(一等賞)「虫....
「孟母断機」より 著者:上村松園
この話が出たので、いたく刺戟されて筆を執ったものであるが、これは「遊女亀遊」や「
税所敦子孝養図」などと、一脈相通ずる、わたくしの教訓画として、今もって懐かしい作....
「税所敦子孝養図」より 著者:上村松園
よのめぐみなりけり まことに、いい歌であると思ったわたくしは、その歌の作者が、
税所敦子女史であることを知って、はたと画材をつかんだのである。 近代女流歌人と....
「今日になるまで」より 著者:上村松園
うにしてくれたからでありました。私はこの母の慈愛を忘れることは出来ません。私が〈
税所篤子孝養の図〉や〈母子〉など美人画にあまり類例の無いと言われる母性愛を扱いま....