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「税額〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

税額の前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
骨董」より 著者:幸田露伴
まことに殊勝の心がけの人だった。信長の時になると、もう信長は臣下の手柄勲功を高慢税額に引直して、いわゆる骨董を有難く頂戴させている。羽柴筑前守なぞも戦をして手柄....
死までを語る」より 著者:直木三十五
年の税金を見るがいい。三千七百円(一万を落としたのではない。ただの三千七百円が、税額である)。その前年は無税。 私に今日、多少の名声がありとすれば、それは「南....
一九四七・八年の文壇」より 著者:宮本百合子
どの本が読めるでしょう。人民の所得は戦前の百倍と査定している政府が、百二十六倍の税額を払わせる時、私たちの文化費はどこに残るでしょう。文化と文学の発展は、社会の....
再武装するのはなにか」より 著者:宮本百合子
うとも思えない。片山哲が首相であった時、一般都民が高い都民税に苦しんだ頃、同氏の税額が公表されたことがあった。それは東京都民として最低の額であった。MRAのお客....
婦人も参政権を要求す」より 著者:与謝野晶子
ち民主主義の政治と称することが許されると思います。 こう考えて来ると、従来の納税額を標準とした選挙権の分配の如何に不公平であるかは細論せずして明白になります。....
東山時代における一縉紳の生活」より 著者:原勝郎
人らに申渡した記事があるからだ。しかしながらこの威嚇は効をなさなかったらしい。貢税額はハッキリわからぬ。明応七年五月の春成公用は二千疋とあるが、五年十二月の条に....
安吾巷談」より 著者:坂口安吾
暖香園へ泊った浜本浩氏もカバンをやられた。その同じとき、伊東在住の文士のところへ税額を報らせに来た文芸家協会の計理士某氏が伊東市中を自動車でグルグル乗りまわして....
一商人として 」より 著者:相馬愛蔵
いてい売上高を実際より下げて届け、税務署はその届け出の額に何程かの推定を加えて、税額を定めるのでありました。私にはどうしてもその下げていうことが出来ず、ありのま....
私の小売商道」より 著者:相馬愛蔵
いてい売上高を実際より下げて届け、税務署はその届出の額に何ほどかの推定を加えて、税額を定めるのでありました。私にはどうしてもその下げていうことが出来ず、ありのま....
経済学及び課税の諸原理」より 著者:吉田秀夫
の放棄の困難にはその限界があり、そして経験は日々に課税の名目額の増加がしばしば徴税額を減少せしめることを説明している。ある人は、同一量の葡萄酒を、一本の価格が三....
自警録」より 著者:新渡戸稲造
大なものである。 しかるに財産の義務なるものは、わずかにその負担《ふたん》する税額ぐらいに止《とど》まって、その額も重い重いと言いながら権利に較《くら》ぶれば....
エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
ンは下院における議席から、女王の要求によるある補助税の採決に反対したものである。税額が過重であるし、徴収期間も短すぎると、彼は演説したのだった。上院が調停を試み....