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稗飯
「稗飯〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
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検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
たが――なんとなくこよいは夜露がもの憂いのである。藁屋の下でもよい。灯と、温かい
稗飯がほしかった。 「どことなく潮の香がする……。四、五里も歩けば海があるとみえ....
「茶漬三略」より 著者:吉川英治
て……そうだその辺を」 蜘蛛六に肩を揉ませながら、猿のほうを見ると、猿は、朝の
稗飯を食べてしまうと、例の如く独りだけ隅ッこにいて、達磨のまねをしている。いるの....