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稚児輪
「稚児輪〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
稚児輪の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
にかい込みながら、山車の欄干を五条橋に見たてて、息をころしころし忍びよると、髪は
稚児輪《ちごわ》にまゆ墨も美しく、若衆姿のあでやかな牛若丸が、まばゆいばかりの美....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
作爺さんは、出もしない茶がらをしぼって、茶をすすめるのにいそがしい。 かわいい
稚児輪《ちごわ》のお美夜ちゃんがねむそうな眼をして、それをいちいち配っている。 ....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
すぐ竜泉寺の通りへ眼を凝《こ》らすのだった。
七歳《ななつ》のお美夜ちゃん……
稚児輪《ちごわ》に結《ゆ》って、派手な元禄袖《げんろくそで》のひとえものを着て、....