稲株[語句情報] »
稲株
「稲株〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
稲株の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
めた旗が附けてありました。 冬になりますと、男の子たちは柵から抜出して、田圃の
稲株の間に張った厚氷を、石で割って持って来ます。お辞儀をしてそれを分けてもらって....
「米」より 著者:犬田卯
七 植付が終って、今後は田の草取りだった。黒々と成育し分蘖しはじめた一つの
稲株を見ると、浩平はとにかく得意の鼻をうごめかさずにはいられなかった。インチキ肥....
「年中行事覚書」より 著者:柳田国男
上にこれを祭る処もあれば、阿蘇ではこれを大黒様迎えといって、その大黒はまた最後の
稲株と共に、主人自らが迎えて来て祭ることになっている。四国でも伊予にはこの祭があ....