稲葉小僧[語句情報] » 稲葉小僧

「稲葉小僧〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

稲葉小僧の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二神貝十郎手柄話」より 著者:国枝史郎
た部屋で館林様は、女勘助や神道徳次郎や、紫紐丹左衛門や鼠小僧外伝や、火柱夜叉丸や稲葉小僧新助などと、酒宴をしながら話していた。 「やくざな奴らでございますよ。私....
銅銭会事変」より 著者:国枝史郎
筋の鎖 闇に佇んだ弓之助は、考え込まざるを得なかった。「女勘助、紫紐丹左衛門、稲葉小僧新助、火柱夜叉丸、それからもう一人鼠小僧外伝、これへ神道徳次郎を入れれば....
魔都」より 著者:久生十蘭
栗田一夢の「天明雑集」を見ると、足立郡新井方村百姓市兵衛の伜新助、すなわち、例の稲葉小僧新助がこの大伏樋を利用して、自在に活躍している。天明五年九月十六日の夜、....
フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
君のことをまるでやんちゃの赤ん坊だ、あれでなくちゃ詩も歌もできまいと。」 「君の稲葉小僧の新助もだろう。」 アッハッハッと、政友本党では幅利きの吉植|庄一郎氏....
賤民概説」より 著者:喜田貞吉
ことの名残である。或いは化物に高入道、大入道、三ツ目小僧などいい、盗賊に鼠小僧、稲葉小僧などの名があり、丁稚を小僧と云い、婦人を罵ってこの尼などというも、みな同....