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稲葉山
「稲葉山〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
稲葉山の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「織田信長」より 著者:坂口安吾
から聟をもらって、その聟を毒殺、土岐氏を追いだして、美濃一国の主人となって、岐阜
稲葉山の城によった。 主をきり聟をころすは身のをはり、昔は長田、今は山城 と....
「赤い土の壺」より 著者:田中貢太郎
って、ぬらくらした土地の漁師のようでなかった。 そこは長良川の西岸で、東岸には
稲葉山が黄昏の暗い影を曳いてそそり立っていたが、その頂の城櫓の白壁には、夕陽の光....
「茶漬三略」より 著者:吉川英治
いわずもがなである。賢明な読者は、疾く諒として下されているものと思う。 美濃の
稲葉山の牢に、わしの悪業の終りは来ていた。 天文二十二年のこと。 柾木孫平治....
「黒田如水」より 著者:吉川英治
上げたときは、もう秀吉の姿をつつむ部下たちの馬埃りが、日ざかりの町を戞々と出て、
稲葉山城の大手のほうへ向っていた。 信長に会う前に、まず羽柴藤吉郎という者に会....