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稲虫
「稲虫〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
稲虫の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「天馬」より 著者:金史良
ていたおいぼれの乞食達は手をさし伸べ、きたならしい乞食の子供達はどこからともなく
稲虫のように群がって来た。今年はめっきり乞食がふえている。彼は物々しく手を振り上....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
悲歎の体《てい》して埋めると。紀州などで稲の害虫ウンカを実盛《さねもり》と呼ぶ。
稲虫《いなむし》の一名|稲別当《いなべっとう》、それを斎藤別当に因んで実盛《さね....
「水の女」より 著者:折口信夫
花および稔りの前兆と考え、できるだけ躊躇わせようとしたのが、意義を変じて、田には
稲虫のつかぬようにとするものと考えられた。それと同時に、農作は、村人の健康・幸福....