稲麻竹葦[語句情報] » 稲麻竹葦

「稲麻竹葦〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

稲麻竹葦の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
八ヶ嶽の魔神」より 著者:国枝史郎
口からはいって来た。みんな得物を持っていた。 出番の来るのを待っていた。まさに稲麻竹葦であった。葉之助よ! どうするつもりだ※ その時|鏘然と太刀音がした。....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
《びう》の間にかがやかしています。けれどもこうして、すべての桟敷も埋まり、見物も稲麻竹葦《とうまちくい》の如く集まっているのに、今日の催しの主催者であるべき駒井....
二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
等の不平やら未練やら慚愧やら悔恨やら疑惑やらが三方四方から押寄せて来て、あたかも稲麻竹葦と包囲された中に籠城する如くに抜差ならない煩悶苦吟に苛まれていた。 二....