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穂積
「穂積〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
穂積の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「将軍」より 著者:芥川竜之介
たぎり、睫毛《まつげ》一つ動かさなかった。……
将軍に従った軍参謀の一人、――
穂積《ほづみ》中佐《ちゅうさ》は鞍《くら》の上に、春寒《しゅんかん》の曠野《こう....
「法窓夜話」より 著者:穂積陳重
江木衷《えぎちゅう》、奥田|義人《よしと》、土方寧《ひじかたやすし》、岡村輝彦、
穂積|八束《やつか》の諸博士を始め、松野貞一郎君、伊藤|悌次《ていじ》君、中橋徳....
「手術」より 著者:小酒井不木
い出しましたねえ」といい乍ら、でも、すなおに話し始めました。法律家であるだけに、
穂積博士の「隠居論」に載って居る食人の例をよく記憶して居られて、老人隠居の風習の....
「若い婦人のための書棚」より 著者:宮本百合子
だと思う。 「家族制度全集」という叢書が東京河出書房から出されはじめた。法学博士
穂積重遠、中川善之助両氏の責任監輯で、各巻第一部史論篇、第二部法律篇(各一円六十....
「私たちの建設」より 著者:宮本百合子
善したいという激しい要求が現われているのは、全く自然なことであると思う。何年か前
穂積重遠博士が民法改正委員会を組織して、『民法読本』という本も著し、民法における....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
×××に就いてそう云っているではないかと云われるし、姦通罪に就いては東大教授男爵
穂積博士の最近の著書『親族法』にそのままあるではないかと云われる。著書が悪るけれ....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
いまだ渡らぬ朝川わたる 〔巻二・一一六〕 但馬皇女 但馬皇女(天武天皇皇女)が
穂積皇子(天武天皇第五皇子)を慕われた歌があって、「秋の田の穂向のよれる片寄りに....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
文学の側からは正宗、藤村二人で桑木、三木、西田。小倉金之助、石原純。津田左右吉、
穂積、和辻、如是閑、小泉信三、阿部賢一、末弘、杉森、笠、松本蒸治、東畑精一等の諸....
「街はふるさと」より 著者:坂口安吾
っては、一夜のうちにジャーナリズムへ筒抜けとなろう。も一人は放二の雑誌の編集長の
穂積であった。悪いのばかりが乗り合わせていた。 二 「え? そうか....
「一商人として 」より 著者:相馬愛蔵
の決算に当って純益の一割を全員に分配する。 老後の用意については、早大総長田中
穂積博士が、私立学校の教授に恩給の制度のないのを遺憾に思い、数年前から十年以上教....
「私の小売商道」より 著者:相馬愛蔵
続者には二千円というふうに、生命保険をつけてやることにした。それは早大総長の田中
穂積先生が、早大の勤続教授に実施していられるお話を聞いて、はじめたものであるが、....
「馬妖記」より 著者:岡本綺堂
けである。 「馬妖記」にはその七人の姓名が列挙してある。それは伊丹弥次兵衛正恒、
穂積権九郎宗重、熊谷小五八照賢、鞍手助左衛門正親、倉橋伝十郎直行、粕屋甚七常定、....
「安吾人生案内」より 著者:坂口安吾
認めて居る。棺前に立った時は塩谷温対長谷川菊乃であった。之が人間の真の姿である。
穂積博士の脳髄は医学の好資料となった。私は俎上の魚となった以上敢て逃げ匿れはしな....
「柳原燁子(白蓮)」より 著者:長谷川時雨
の申合せをし、白蓮問題は、暫《しばら》く何もいうまいということになったが、牧野、
穂積《ほづみ》両博士が興味をもっているとあり、投書の「鉄箒《てつそう》」欄が段々....
「日記」より 著者:宮本百合子
そりと、クリティカルに、まるで正反対に見える。思いがけず、お茶の水で一年上だった
穂積さんと云う、顔の赤い、ウンシャンな人に出会った。心はよい人らしい。それが、秋....