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「穂蓼〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

穂蓼の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
太郎坊」より 著者:幸田露伴
らは実に幸福が溢るるように見えた。 膳の上にあるのは有触れた鯵の塩焼だが、ただ穂蓼を置き合せたのに、ちょっと細君の心の味が見えていた。主人は箸を下して後、再び....
郷愁の詩人 与謝蕪村」より 著者:萩原朔太郎
彦根《ひこね》の城に雲かかる 愁ひつつ岡に登れば花いばら 甲斐ヶ嶺《かいがね》や穂蓼《ほたで》の上を塩車《しおぐるま》 俳句というものを全く知らず、いわんや....
俳人蕪村」より 著者:正岡子規
槍《やり》に蜻蛉《とんぼ》かな 柳散り清水|涸《か》れ石ところ/″\ かひがねや穂蓼《ほたで》の上を塩車 鍋|提《さ》げて淀《よど》の小橋を雪の人 てら/\と石....