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「積出す〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

積出すの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
大菩薩峠」より 著者:中里介山
上州だとか、機場所《はたばしょ》へ売り出すんですが、あれを買い占めて浜から異国へ積出すんですね。 これは確かに儲《もう》かりますぜ。私はそれをやってみたくてた....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
中国征伐 一手に引受けふんぱつしなさい 金はなくとも米はたくさん 蒸汽でどんどん積出すものなら 国は忽《たちま》ち天下有福 これからふんぱつ、一旗揚げれば 天下....
鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
これよりいよいよ海路を藩地まで行くのである。船は藩の所有で、主としては大阪へ米を積出すに使い、また藩士の往来にも使うものが沢山あった。この外に、昔は海戦に用い、....
雪柳」より 著者:泉鏡花
ない、一つ風並が直りさえすれば、大連か、上海か、香港、新嘉坡あたりへ大船で一艘、積出すつもりだ、と五十を越したろう、間淵が言います。この「大船で一艘積出す、」と....