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「積弊〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

積弊の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
鴎外博士の追憶」より 著者:内田魯庵
また学術上の恨事でもあった。 鴎外が博物館総長の椅子に坐るや、世間には新館長が積弊を打破して大改革をするという風説があった。丁度その頃、或る処で鴎外に会った時....
浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
であり、ワン・マンの名によって代表せられたる不合理と独裁の傾向であり、官僚政治の積弊であります。 しかるに、吉田内閣は、警察法の改正により戦前の警察国家の再現....
私本太平記」より 著者:吉川英治
つき出し、初手の恩賞にありつくことさえ、いとやさしかった。 それもせず、朝廷の積弊や、後醍醐の無謀もわかりながら、ついに彼が、菊水の旗をここに持ったのは、要す....
随筆 新平家」より 著者:吉川英治
やがて力を得、自覚をもち、それに、拍車をかけたのが、保元の乱です。 上皇院政の積弊や、皇室をめぐる貴族対貴族の、立后の競争や、女院のかげに秘謀を思う官僚など、....