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空の海
「空の海〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
空の海の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
居る。ブラ下げた長い長い二本の縄の脚を軟らかに空中に波うたして、紙鳶は心長閑に虚
空の海に立泳ぎをして居る。ブーンと云うウナリが、武蔵野一ぱいに響き渡る。
春だ....
「爆弾太平記」より 著者:夢野久作
と船はもう轟々と唸りながら半回転しかけていた。 その一面に白波を噛み出した曇り
空の海上の一点を凝視しているうちに吾輩は、裸体のまんま石のように固くなってしまっ....
「怪星ガン」より 著者:海野十三
らせてきたじゃないか」 「ああ、あれなら知っているよ。『宇宙の女王』号を襲撃した
空の海賊――というのもおかしいが、おそるべき宇宙の賊だもの。きみの発音が悪いんだ....