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空嘯く
「空嘯く〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
空嘯くの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「修禅寺物語」より 著者:岡本綺堂
。職人|風情の妻となって、満足して暮すおまえらに、わたしの心はわかるまいのう。(
空嘯く) (楓の婿春彦、二十余歳、奥より出づ。) 春彦 桂どの。職人風情とさも卑....
「島原の夢」より 著者:岡本綺堂
より観るときは、おなじ世界に湧いた虫」と大判司は相手に負けないような眼をみはって
空嘯く。 「枝ぶり悪き桜木は、切って接ぎ木をいたさねば、太宰の家が立ちませぬ」と....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
両方だ。生きるからには婆娑羅に世をたのしみ、あわよくばまた、天下も取りたい」と、
空嘯く者なのかもしれない。 だが道誉は元来、ふっくらした美男子だし、若入道ぶり....