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空回り
「空回り〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
空回りの前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ジャングル頭」より 著者:豊島与志雄
た。そしてこの殺人行為は、当人によって論理的に弁義されているが、実は観念的思弁の
空回りの結果にすぎないし、彼の頭脳の中には、カント、ヘーゲル、ケルケゴール、ハイ....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
は、その無精さであった。フランス人の軽佻さには、神経質な焦燥が伴っていて、たとい
空回りをしようとも、たえず頭脳が働きつづけている。しかるにイタリー人の頭脳は、休....