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「空弾〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

空弾の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
象牙の牌」より 著者:渡辺温
い偶然だってひそみ得るスキはなかったのです。その一時間程前に、僕自身がその武器の空弾の装填をしたのですからね。今はともかく、その時分はたしかに僕は未だ自殺したい....
戦雲を駆る女怪」より 著者:牧逸馬
わけにはゆかない。で、形式的に処刑するのです。つくり狂言です。銃殺に使用する弾は空弾だから、音がするだけで、なんともない。あとから屍《し》骸ということにして国境....
かもじの美術家」より 著者:神西清
枚ではなしに十枚、ずらりと並べてありました。しかもそのピストルに込めてあるのは、空弾ではなくって、本物のチェルケースだまだったのです。 弟ぎみが申されるには、....