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空房
「空房〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
空房の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「癩」より 著者:島木健作
の二つおいて隣りの雑居房におり、最初太田はそれだけで、彼の一つおいて隣りの独房は
空房であるとのみ思っていた。それほどその独房はひっそりとして静かであったのである....
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
よりも朋輩の女中と折合いが悪く、いつも女中から、いじめられた者だ。なるほど大勢の
空房を守る女の中に、君公の御恩を蒙る者が一人居るのであるから、女性の妬み心はそれ....