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「空然〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

空然の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
野分」より 著者:夏目漱石
んですよ。損じゃあ、ありませんか、好んで人に嫌《きら》われて……」 道也先生は空然《くうぜん》として壁に動く細君の影を見ている。 「それで才覚が出来たのかい」....
食道楽」より 著者:村井弦斎
も妙なものさ。どんな食物でも人の体中へ入ると間断なく化学作用を起している。決して空然《くうぜん》と遊んでいるものはない。健全の胃へ適度の分量だけ入った食物は直ち....