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「空爆〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

空爆の前後の文節・文章を表示しています。該当する14件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
軍用鮫」より 著者:海野十三
雲南省のはずれのところまで移動したことについても津々たる興味をもち、もしもう一度空爆をさけて西に遷都をする必要を生じた暁には、首都はどこに移るのか、もしそれがバ....
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
ル、歌舞伎座、新橋演舞場なども一部ないし大部を焼失した。 なお同期間内の大都市空爆被害は、東京全焼二十五万七千戸、戦災者約百万人、名古屋全焼三万六千戸、戦災者....
綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
私のほかにも、こういう危険に遭遇して、危く免れた人々は幾らもあります。殊に今日は空爆ということもありますから、いよいよ油断はなりません。 今度の事変にも、北支....
播州平野」より 著者:宮本百合子
は一人もなかった。富井の一家が疎開してきて住んでいる町の軍事施設や停車場が猛烈な空爆をうけたとき、空襲警報のサイレンは、第一回爆撃を蒙って数分してから、やっと鳴....
祭日ならざる日々」より 著者:宮本百合子
な形容詞の内容のまま、それを三十一文字にかいていられる。北原白秋氏は、観念上の「空爆」を万葉調の長歌にかいていられる。これらすべては、明日になって日本文学史の上....
二、〇〇〇年戦争」より 著者:海野十三
台のうえでは、イネ国の首都トンキ市がアカグマ国の空軍と機械兵団のために、徹底的に空爆と殲滅とをうけつつあるところが演ぜられている。硝煙をふんだんに使い、大道具は....
独本土上陸作戦」より 著者:海野十三
訪問の初挨拶をしたのであった。 接伴委員長のカーボン卿は、金博士が、あまりにも空爆下に無神経でありすぎるのに愕き、周章てて持薬のジキタリスの丸薬をおのが口中に....
今昔ばなし抱合兵団」より 著者:海野十三
ゃんと楽しい音楽を送ってくる。 あれからもう三年たったか。 われわれ人類も、空爆の威力に圧されて、だんだんと地底深く追いやられたが、初めはせいぜい地下二百五....
英本土上陸作戦の前夜」より 著者:海野十三
一団があった。 「騒いじゃ、駄目だ、敵機の音が聞えやしない」 「あたしゃ、昨日の空爆で、両親と夫を、失ったんだ。こんどは、あたしの番だよ。自分がこれから殺される....
沈没男」より 著者:海野十三
は、無音飛行機を使っているか、乃至はグライダーをもって、わがロイヤル・オーク号を空爆したものにちがいない。 (×月×日、照国丸より) 余は、ロイヤル・オーク号....
みのりを豊かに」より 著者:宮本百合子
女から子供までが濡れ鼠となって歩いた。 姫路は、あの辺の重要都市の一つであり、空爆をうけて焼かれている。バラックの駅長事務所で、小雨に打たれて列に立ちながら、....
東京要塞」より 著者:海野十三
本に対して攻撃姿勢をとっているのだ。わが帝都をはじめ、各地の重要地点を一挙にして空爆しようと思ってその機会を狙っていることは実に明かである。しかもこの際最も注意....
浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
よ、柳下機の着水して無事艦内に収容せられることは、非常にむずかしいこととなった。空爆下の着艦 黒一色の夜空を見あげ、しばし考えこんでいた艦長水原少佐は、このと....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
空基地は満州国境から何れも(西方は別として)余り遠くなく、しかも極東には有利なる空爆目標に乏しいのであるから、対ソ陸軍航空部隊は軽快で特に速度の大なるものが有利....