空知川[語句情報] » 空知川

「空知川〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

空知川の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
る様だ。下富良野で青い十勝岳を仰ぐ。汽車はいよ/\夕張と背合わせの山路に入って、空知川の上流を水に添うて溯る。砂白く、水は玉よりも緑である。此辺は秋已に深く、万....
田舎がえり」より 著者:林芙美子
なつかしい人の住んでいた町の名であった。懶《ものう》いので横になって啄木を読む。空知川《そらちがわ》雪に埋《うも》れて 鳥も見えず 岸辺の林に人ひとりゐき ....
日記」より 著者:宮本百合子
彼の時代の文芸家の中で彼が如何に苦悩多く苦しかったかと云う事を思いやる。 「空知川の岸辺」は、巧な叙事と旅情の表れである。 夜女子大学の願書を書く。 三月....
不在地主」より 著者:小林多喜二
。――健達は五六人藪入り前を、ここへ稼ぎに来ていた。仕事は危なかった。 それは空知川から水を引いて、江別、石狩に至るまでの蜒々二十何里という大灌漑溝を作るため....