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空笑い
「空笑い〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
空笑いの前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「菊模様皿山奇談」より 著者:三遊亭円朝
、ちょいとさっぱりとしたお刺身と云ったようなもので、えへゝゝ」 甲「忌な奴だな、
空笑いをしやアがって」 清「ずっとお料理を取換え、お燗の宜い処を召上り、お心持を....
「新世帯」より 著者:徳田秋声
づかれて、打撲されてさ。……己頭から人間並みの待遇はしねえんだからね。」と新吉は
空笑いをした。 「其奴ア悪いや。」と小野も気のない笑い方をする。 「今度マアどう....
「冗談に殺す」より 著者:夢野久作
の顔を覗き込んだ。そうして私を憫れむように……又は云い訳をするように、見え透いた
空笑いをした。 「ハハハハハ。今の芝居に引っかかったね」 「…………」 「……相....
「縷紅新草」より 著者:泉鏡花
来、出入りに、顔見知りだから、声を掛けて、(いつ見ても、好容色なや、ははは。)と
空笑いをやったとお思い、(非業の死とはいうけれど、根は身の行いでござりますのう。....
「置土産」より 著者:国木田独歩
とまで男のように働き、それで苦情一つ言わずいやな顔一つせず客にはよけいなお世辞の
空笑いできぬ代わり愛相よく茶もくんで出す、何を楽しみでかくも働くことかと問われそ....
「深川女房」より 著者:小栗風葉
してね。じゃ、まだそう気を落したものでもないのでございますね」と言って、媼さんは
空笑いをする。 お光も苦笑いをして、「でも、全くあの時は先方の口振りがいかにも....