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「空約束〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

空約束の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
平凡」より 著者:二葉亭四迷
物価騰貴に付き下宿料は上る、小遣も余計に入《い》る、負債償却の約束は不知《つい》空約束になって了った。その稍《やや》実行の緒《しょ》に就いたのは当り作が出来てか....
日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
、例えば自由は如何にして可能なりやというような証明(?)をして見せようなどという空約束をしないだけの正直さをもつにすぎぬ。処で、もしこの種のマルクス主義批判者の....
」より 著者:カフカフランツ
正しい警告であったのでしょうが、そういう話につけ加えられた約束というものは完全に空約束だったんです。ところが、バルナバスにとっては、それは空約束ではありませんで....