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「空見〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

空見の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
白髪小僧」より 著者:杉山萠円
ウンと云いながら、青玉の眼を見開いて、 どこが果ともわからない、暗《やみ》の大空見上ぐれば、 左の眼からは日の光り、右の眼からは月の影、 金と銀とに輝やい....
風流仏」より 著者:幸田露伴
代を其儘と詰らぬ者をも面白く感ずるは、昨宵の嵐去りて跡なく、雲の切れ目の所所、青空見ゆるに人の心の悠々とせし故なるべし。珠運梅干渋茶に夢を拭い、朝|飯やくような....
星女郎」より 著者:泉鏡花
実|確にどんな姿だか分りませぬ。 さあ、是沙汰は大業で、…… (朝|疾う起きて空見れば、 口紅つけた上※が、) と村の小児は峠を視める。津幡川を漕ぐ船....
獄中通信」より 著者:戸坂潤
のむ。 ――万象《ものみな》のものの生命《いのち》はさやけくも伸びて行くらし青き空見る。 春も近いね。 *嵐子氏東京女子大入学のこと。 戸坂嵐子殿(三月二....