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突き切り
「突き切り〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
突き切りの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「旅愁」より 著者:横光利一
五右衛門ね。」
千鶴子の笑っているうちに甘酸い花の匂いの満ちたフォッシュ通りを
突き切り、一同はブロウニュの森の口まで来かかった。
「僕の友人は日本を出るとき面....
「不尽の高根」より 著者:小島烏水
るのを見たことを悦ぶ。 帰りがけに、雨も小止みになったので、自動車で韮崎の町を
突き切り、釜無川の東岸に沿うて、露出しているところの七里岩を、向う岸の美しい赤松....
「豆腐買い」より 著者:岡本かの子
上のバケツや焙烙が鳴って十六七の男の子が飛出して来た。右側に通る電車の後を敏捷に
突き切り途端に鼻先きを掠める左側の電車を、線路の中道に立止まって遣り過すときに掌....