突出る[語句情報] » 突出る

「突出る〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

突出るの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
思い出すかずかず」より 著者:宮本百合子
足が捩くれる。きくり、とする度に、ぴったりと形に適った鞣皮をぱんぱんにして、踝が突出る。けれども、その位の年頃の女の子はおかしいもので、きく、きく、しながらその....
沼夫人」より 著者:泉鏡花
青隈が凹んで、逆鱗の立ったるが、瓶の口へ、ト達く処に、鎌首を擡げた一件、封じ目を突出る勢。 「一口どうかね。」 と串戯に瓶の底を傾けて、一つ医師が振った時、底....
芸術三昧即信仰」より 著者:上村松園
ちに、すーと雲が引くようになごやかな気になったのです。芸術家として芸術上の悩みに突出る度に、わたしはその後芸術三昧のうちに、信仰を抱いていくようになった。それに....