突掛ける[語句情報] »
突掛ける
「突掛ける〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
突掛けるの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「菊模様皿山奇談」より 著者:三遊亭円朝
有「へえ」 と云いながら懐よりすらりと短刀を抜いて權六の肋を目懸けてプツーり
突掛けると、早くも身を躱して、 權「此の野郎」 と其の手を押えました。手首を押....
「敵討札所の霊験」より 著者:三遊亭円朝
之助とお繼の肩の間をそれて向うの柱に当って砕け、灰は八方に散乱する。また山之助の
突掛ける所を引外して釣瓶形の煙草盆を投付け、続いて湯呑茶碗を打付け小さい土瓶を取....
「竹の木戸」より 著者:国木田独歩
い……」 お源は布団へ打伏して泣きだした。磯吉はふいと起って土間に下りて麻裏を
突掛けるや戸外へ飛び出した。戸外は月冴えて風はないが、骨身に徹える寒さに磯は大急....
「死剣と生縄」より 著者:江見水蔭
武士の魂。大小の二刀だけは腰に差して、手には何一つ持つ間もなく、草履
突掛けるもそこそこに、磯貝竜次郎は裏庭へと立出た。 「如何ような事が有ろうとも、....