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「窮まる〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

窮まるの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十五年間」より 著者:太宰治
せっぱつまり、見えすいたつらい嘘をついている時、子供がそれをすっぱ抜けるか。運命窮まると観じて黙って共に討死さ。)たしかに全部、苦しい言いつくろいの記事ばかりで....
婦人の天職」より 著者:堺利彦
ばかようなることを天職などと称して、しいて婦人を縛りつけんと欲するは、実に不都合窮まる男子の得手勝手と言わざるべからず。 二 ある人はまた、婦人の天職....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
たが、その道中か、或いはこの白骨へ着いた後か、いずれの時かに於て、あの子の運命が窮まるということを、わたくしのこの頭が、感得いたしました。ですけれども、それを引....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
来、毎日ただ白雲に対して客懐を寄するの意を述べたる七律を賦す。 未。 (阿南部の窮まる地を遊歴することに飽きたわけではないが、客船の予約によって欧州に向かう。残....
三国志」より 著者:吉川英治
と、比類もない。 これを眺めては孔明も、手を下す術もなかったろう。いわゆる百計窮まるの日を幾日か空しく過ごした。 「丞相、ちとお気をお晴らし遊ばしませ、余りに....