窮措大[語句情報] » 窮措大

「窮措大〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

窮措大の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
吾輩は猫である」より 著者:夏目漱石
無事に東から出て、無事に西へ入るのも全く実業家の御蔭である。今まではわからずやの窮措大《きゅうそだい》の家に養なわれて実業家の御利益《ごりやく》を知らなかったの....
西湖主」より 著者:田中貢太郎
まに、どうしてこんなに富貴になったかね」 陳は笑って言った。 「君は依然として窮措大だね、まだ世に出ることができないね」 梁は言った。 「さっき、君と酒を飲....
魚玄機」より 著者:森鴎外
その倡家の一つである。玄機が詩を学びたいと言い出した時、両親が快く諾して、隣街の窮措大を家に招いて、平仄や押韻の法を教えさせたのは、他日この子を揺金樹にしようと....
近世快人伝」より 著者:夢野久作
共にし合った往年の英傑児同志が、一方は天下の頭山翁となり、一方は名もなき草叢裡の窮措大翁となり果てたまま悠々|久濶を叙する。相共に憐れむ双鬟の霜といったような劇....