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「窮達〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

窮達の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
黄粱夢」より 著者:芥川竜之介
呂翁《ろおう》は、得意らしく髭を撫でた。 「では、寵辱《ちょうじょく》の道も窮達《きゅうたつ》の運も、一通りは味わって来た訳ですね。それは結構な事でした。生....
浮雲」より 著者:二葉亭四迷
》へ横に倒れたまま、五官を馬鹿にし七情の守《まもり》を解いて、是非も曲直も栄辱も窮達も叔母もお勢も我の吾《われ》たるをも何もかも忘れてしまって、一瞬時なりともこ....
渋江抽斎」より 著者:森鴎外
三十七年如一瞬。学医伝業薄才伸。栄枯窮達任天命。安楽換銭不患貧。これは渋江抽斎の述志の詩である。想うに天保十二年の暮....
かくれんぼ」より 著者:斎藤緑雨
なり太閤たると大盗たると聾が聞かば音は異るまじきも変るは塵の世の虫けらどもが栄枯窮達一度が末代とは阿房陀羅経もまたこれを説けりお噺は山村|俊雄と申すふところ育ち....