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窮鬼
「窮鬼〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
窮鬼の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
『四朝宮史酌中志』二十辞旧歳の式に〈室内福神鬼刹鍾馗等の画を懸掛す〉とある、年末
窮鬼を駈る意で鍾馗は漢代臘を以て神荼欝塁兄弟を祭ったから出たのだろ。 ....
「貧乏神物語」より 著者:田中貢太郎
たので、ここでそれを云ってみる。考証好きの馬琴は、その短い随筆の中でも、唐山には
窮鬼と書くの、蘇東坡に送窮の詩があるの、また、
窮鬼を耗とも青とも云うの、玄宗の夢....
「式部小路」より 著者:泉鏡花
あらざるを見て、遠山金之助|堪えかねたか、矩を踰してずッと入った。 蓬頭垢面、
窮鬼のごとき壮佼あり、 「先生!」 と叫んで遠山の胸に縋りついた。 「お嬢さん....
「迷信解」より 著者:井上円了
に多いように見ゆ。もし、八卦によりて吉凶禍福を前知するを得というならば、陰陽家の
窮鬼に苦しめらるる理は解し難い。これ畢竟、八卦の信ずるに足らざることを自ら証明す....