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窯元
「窯元〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
窯元の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
奕打ちだな」 「どう致しまして、立派な渡世看板があります。大名屋敷で使う唐草瓦の
窯元で、自然、部屋の者も多いところから、半分はまアそのほうにゃ違いありませんが」....
「増長天王」より 著者:吉川英治
絵師兆二郎は元よりただの細工人ではない。加賀大聖寺の武人の血をうけ父は九谷陶の
窯元である。多少の呼吸も心得ている上に、今は恩人最後の大業を、命にかけても焼き上....
「九谷焼」より 著者:中谷宇吉郎
せられる。近年この村が殆ど全焼したことがある。その時東京の新聞などでは、九谷焼の
窯元《かまもと》が全滅した、当分九谷焼を産出することは出来ぬだろうなどと書いてい....