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竇
「竇〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
竇の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「草枕」より 著者:夏目漱石
において、必須《ひっすう》の条件である。今代芸術《きんだいげいじゅつ》の一大|弊
竇《へいとう》は、いわゆる文明の潮流が、いたずらに芸術の士を駆って、拘々《くく》....
「吾輩は猫である」より 著者:夏目漱石
のだ。大事件のみを述べて、小事件を逸するのは古来から歴史家の常に陥《おちい》る弊
竇《へいとう》である。主人の逆上も小事件に逢う度に一層の劇甚《げきじん》を加えて....
「少女地獄」より 著者:夢野久作
巻かされたのであった。 彼女が私の病院に来てから間もなく私がある中年紳士の上顎
竇《じょうがくとう》蓄膿症の手術をした時に、初めて助手を命ぜられた彼女は、忙しく....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
いう将軍がひとりの下婢を置いたが、その女は夜中に睡ると首がぬけ出して、あるいは狗
竇から、あるいは窓から出てゆく。その飛ぶときは耳をもって翼とするらしい。そばに寝....
「竇氏」より 著者:田中貢太郎
は、何というのです」 「わたくしでございますか、わたくしは、廷章と申します、姓は
竇でございます」 主人の廷章はまた次の室へ往ったが、其処で何を為はじめたのかこ....
「思想と風俗」より 著者:戸坂潤
。席上時の文相松田氏は述べていわく。「方今物質文明の異常なる発展に伴い、これが幣
竇《へいとう》もまた顕著なるものあり、ひいて国民思想の動揺を来し、人心ややもすれ....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
て村を出るに高い牆《かき》で取り廻らして踰《こ》ゆる事ならぬから、やむをえず水|
竇《あな》中から出た。王の使追い到り、その脚跡を尋ねて靴師の家に至ったが、本人は....
「蓮花公主」より 著者:田中貢太郎
膠州の
竇旭は幼な名を暁暉といっていた。ある日昼寝をしていると、一人の褐色の衣を着た男が....
「八犬伝談余」より 著者:内田魯庵
剣を磨す徒爾に非ず 血家血髑髏を貫き得たり 犬飼現八 弓を杖ついて胎内
竇の中を行く 胆略|何人か能く卿に及ばん 星斗満天|森として影あり 鬼燐半夜|閃....
「古寺巡礼」より 著者:和辻哲郎
僧法進、泉州超功寺僧曇静、台州開元寺僧思託、揚州興雲寺僧義静、衢州霊耀寺僧法載、
竇州開元寺僧法成、その他八人の僧と、藤州通善寺尼智首、その他二人の尼と、揚州|優....