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立ち出づ
「立ち出づ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
立ち出づの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
宮内に置くと、先から宮中にいた猴これを見て劣らじと偸《ぬす》んだ珠を佩《お》びて
立ち出づるを賊が捕えて王に渡した。王すなわち長摩納を呼び汝珠を取らぬに何故取った....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
の蔭、辻の向う前、ひらりひらりと泳いで渡る机竜之助の如く、戸の透間から幻となって
立ち出づる妖術(?)こそ知らないが、米友としても、天性の達人である、心得て歩きさ....
「ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
トの住みし所。総て旧に依る。
メフィストフェレス
(帷の背後より
立ち出づ。メフィストフェレスが手に帷を搴げて顧みるとき、古風なる臥床に横はれるフ....