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立ち居る
「立ち居る〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
立ち居るの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
で小舎《こや》に帰る途上、怪しき大きな風呂敷様の物、眼前に舞い下るに呆《あき》れ
立ち居ると、変な音を立て樹を廻り行くを見ると、尋常の※鼠《むささび》で、初め飛び....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
》りを息《やす》め剣を納めた時|俄然《がぜん》王驚き寤《さ》めた。身体流汗毛髪皆
立ち居る様子、その子細を問うと我今夢に若者あり、右手剣を執り、左手わが髪を撮《つ....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
男を随えて帰る途上、一計を案じ、知りもせぬ石切屋に入りてその親方に小声で、門口に
立ち居る男が新死人の石碑を註文に来たが、町不案内故|通事《つうじ》に来てやったと....
「山の湯雑記」より 著者:折口信夫
言うやつ此頃見た事のような気がする。 耳近く鳴く鶯は 篶のなか 青き躑躅の 時に
立ち居る おほらかに 人のことばの思ほえて、山をあるくに いきどほりなし 地竹に....
「五重塔」より 著者:幸田露伴
いさまにつとはいれば、声色知ったるお浪早くもそれと悟って、恩あるその人の敵に今は
立ち居る十兵衛に連れ添える身の面を対すこと辛く、女気の繊弱くも胸をどきつかせなが....