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立ち明かし
「立ち明かし〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
立ち明かしの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「玉藻の前」より 著者:岡本綺堂
《うろん》に思われたので、五、六間も行き過ぎて又見返ると、彼はまだ行きもやらじに
立ち明かしている。さてはここに連れの人を待ち合わせているのかと思うと、すぐに覚っ....
「吾輩は猫である」より 著者:夏目漱石
ても入れてくれない。夏だって夜露は毒だ。いわんや霜《しも》においてをやで、軒下に
立ち明かして、日の出を待つのは、どんなに辛《つら》いかとうてい想像が出来るもので....
「明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
いられない。少なくとも午前五時頃までに詰めかけていて、なるべく木戸に近いところに
立ち明かしていなければならない。そうして、木戸のあくのを待ち兼ねて、何百人だか何....