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立ち竦む
「立ち竦む〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
立ち竦むの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「火のついた踵」より 著者:宮本百合子
谷を愛していたのだとおっしゃること? 奥平の手を掴み、そのまま凝固したように
立ち竦む。恐ろしき寂寞。一秒……二秒……さっと 幕。....
「旅愁」より 著者:横光利一
その千鶴子の様子は、なまめかしい悩みを顕している風にも矢代には見え、一瞬強く足の
立ち竦む思いに打たれるのだったが、それもどういう作用で切りぬけているものか彼も分....
「とも喰い」より 著者:本庄陸男
るんじゃ。離れんとお呉れ――」 腰から下は雪に埋まった男も、その声のする度びに
立ち竦む。彼はじっと首を立てて方角を見失うまいとする。心を振り立てて「もうじぎじ....