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立ち籠む
「立ち籠む〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
立ち籠むの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「水晶の栓」より 著者:新青年編輯局
名にし負うアンジアン湖畔の夜半。小さい桟橋に繋いだ二隻のボートが、静かな暗にゆらりゆらりと揺れて、夕靄の
立ち籠むる湖面の彼方、家々の窓にともる赤い灯影、アンジアン娯楽場の不夜城はキラキ....
「葛飾砂子」より 著者:泉鏡花
、一つも残らず、七兵衛が台所にずらりと懸って未だ雫も留まらないで、引窓から朝霧の
立ち籠む中に、しとしとと落ちて、一面に朽ちた板敷を濡しているのは潮の名残。 可....
「ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
。
山も、市も、岸も、波もめでたく明く、
彼神の御心に※へり。われ等の周囲を
霧
立ち籠むることなし。よしや忍びやかに
立つことあらむも、一照照り、一吹吹かば、島....