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立て
「立て〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
立ての前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「浅草公園」より 著者:芥川竜之介
わりにぐるりと何本もぶら下げたかもじ。かもじの中には「すき毛入り前髪《まえがみ》
立て」と書いた札《ふだ》も下っている。これ等のかもじはいつの間《ま》にか理髪店の....
「犬と笛」より 著者:芥川竜之介
の神だ。」と言って、一声高く口笛を鳴らしますと、森の奥から一匹の白犬が、落葉を蹴
立てて駈《か》けて来ました。
足一つの神はその犬を指して、
「これは名を嗅げと....
「一夕話」より 著者:芥川竜之介
限り、あの女の教育に尽して来ました。どうか何事にも理解の届いた、趣味の広い女に仕
立ててやりたい、――そういう希望を持っていたのです。それだけに今度はがっかりしま....
「或敵打の話」より 著者:芥川竜之介
かると、忍駕籠《しのびかご》につき添うた二人の若党が、漁師たちを急がせて、舟を仕
立てているのに遇《あ》った。やがて舟の仕度が出来たと見えて、駕籠《かご》の中の侍....
「或日の大石内蔵助」より 著者:芥川竜之介
立てきった障子《しょうじ》にはうららかな日の光がさして、嵯峨《さが》たる老木の梅....
「海のほとり」より 著者:芥川竜之介
等は二人ともこの七月に大学の英文科を卒業していた。従って衣食の計《はかりごと》を
立てることは僕等の目前に迫っていた。僕はだんだん八犬伝を忘れ、教師《きょうし》に....
「運」より 著者:芥川竜之介
大そう流行《はや》ったものでございますが、狐《きつね》を使うと云う噂《うわさ》を
立てられてからは、めっきり人も来なくなってしまったようでございます。これがまた、....
「アグニの神」より 著者:芥川竜之介
亜米利加人が帰ってしまうと、婆さんは次の間の戸口へ行って、 「恵蓮。恵蓮」と呼び
立てました。 その声に応じて出て来たのは、美しい支那人の女の子です。が、何か苦....
「墓」より 著者:秋田滋
男に躍りかかると、たちまち組み伏せてしまい、両手を縛りあげて、その男を交番へ引ッ
立てて行った。 その男は町の弁護士で、まだ年も若く、名をクールバタイユと云って....
「初雪」より 著者:秋田滋
したが、それでも仕事に紛れて、日が一日一日とたって行った。彼女は生活上の別に取り
立てて云うほどのこともないような細々としたことにもそれぞれその価値があって、これ....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
は鍛冶職人で、身体も弱く、貧乏であったので、子供達には早くからそれぞれ自活の道を
立てさせた。 ヤコブス・ウェルス・ミュースの家 ファラデーの家はアイルランドか....
「寡婦」より 著者:秋田滋
したほうが好いのでしょう。私はその少年のあどけない愛情を弄んだのです。それを煽り
立てさえいたしました。一人前の男にたいするように、媚を見せたり、水を向けたり、愛....
「スリーピー・ホローの伝説」より 著者:アーヴィングワシントン
女房連とすごし、彼女たちが炉ばたで糸をつむぎ、焼き林檎が炉にならんでぷつぷつ音を
立てているとき、そのふしぎな物語に聞きいることだった。それは、幽霊の話、鬼の話、....
「狂人日記」より 著者:秋田滋
ンとチーズとを買いに村へ出かけて行っていた、叔父はその隙に誰かに殺されたのだと申
立てた。そんなことを誰が信じる。 十月二十八日―― あまりのことに度を失い、....
「夢の如く出現した彼」より 著者:青柳喜兵衛
は、久々の挨拶もそっちのけの言葉であった。と云うわけはこうである。 生活に追い
立てられて旅に出た次兵衛が、纔に温まった懐をおさえて、九州の青年の多くが、その青....