立会[語句情報] »
立会
「立会〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
立会の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「宇宙戦隊」より 著者:海野十三
引くのと、怪物の死骸がぴょんと跳ね上がるのとが同時であった。 「あっ」 解剖に
立会っていた者で、青くならない者はなかった。 怪物の死骸――いや、死んだものと....
「みさごの鮨」より 著者:泉鏡花
春さん。あんた、油くさくて気の毒やが、これを切って、旦那さんに上げて下さんせ。」
立会った医師が二人まで、目を瞬いて、学士に会釈しつつ、うなずいた。もはや臨終だそ....
「半島一奇抄」より 著者:泉鏡花
なし。……ですが事実にも何にも――手前も隣郡のお附合、……これで徽章などを附けて
立会いました。爺様の慌てたのを、現にそこに居て、存じております。が、別に不思議は....
「南地心中」より 著者:泉鏡花
。 処へ宗八、丸官閣下お使者といたし、車を一散に乗着けまして、隣家の豆屋の女房
立会い、戸を押開いて見ましたれば、いや、はや、何とも悪食がないたいた様子、お望み....
「霊訓」より 著者:浅野和三郎
らで、われ等の懸命の努力も、到底|之をいかんともすることができない。座を組織する
立会人中の、ただの一人がそれであった丈でも、しばしば万事水泡に帰せしむることがな....
「雪霊続記」より 著者:泉鏡花
、中にも恐縮をしましたのは、汽車の厄に逢った一|人として、駅員、殊に駅長さんの御
立会になった事でありました。 大正十(一九二一)年四月....
「白光」より 著者:井上紅梅
が、近処の者は面倒くさがって見にも行かなかった。死体の引受人もないから県の役人が
立会って検屍の上、地保に渡して埋葬した。死因は至っては当然問題ではない。死人の衣....
「映画と音楽」より 著者:伊丹万作
、ふたたび実際的な問題にたちかえることにする。 我々が或る場面の音楽の吹込みに
立会つていて、まず最初にその場面の音楽の練習を耳にしたとき(多くの場合、我々は吹....
「キド効果」より 著者:海野十三
の御測定に或る疑問をもって、極く最近のことですが、大学の理科主任教授|里見先生|
立会の上、例の容疑者三名について興奮曲線を取り直してみたのです」 「ああ、有名な....
「座右第一品」より 著者:上村松園
自分で自分に鞭打つより外に道はありませぬでした。そうしては博物館に通い、時折の売
立会を見に行きして、これはと思うものを縮図して居りました。それが集まったこの帳面....
「河伯令嬢」より 著者:泉鏡花
び可心寺に詣でた時は、和尚は、あれから直に亡くなって、檀を開くのに、村の人たちが
立会った。――無住だった――というから。 お優さんの骨――ばかりでなく、霊に添....
「式部小路」より 著者:泉鏡花
りましょう。」 「ははあ、秘密のようですかい。」 「だから私もその、事件の場所へ
立会った程な、この度のことに就いては浅からん縁がありますけれども、実は遠慮をして....
「罪人」より 著者:アルチバシェッフミハイル・ペトローヴィチ
振をする。フレンチが一昨日も昨日も感じていて、友達にも話し、妻にも話した、死刑の
立会をするという、自慢の得意の情がまた萌す。なんだかこう、神聖なる刑罰其物のよう....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
、最後の演説 一九六〇(昭和三十五)年十月十二日 日比谷公会堂・三党首
立会演説会 諸君、臨時国会もいよいよ十七日召集ということになりました。今回開か....
「私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
る計画だったらしい。私たちはつぎつぎと演説したが、私が激越な口調でブッたところ、
立会の警官から『弁士中止』の声がかかった。それにも構わず続けていると『検束!』と....