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「立体派〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

立体派の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
自画像」より 著者:寺田寅彦
はほんとうであるまいかと思われてくる。この考えをだんだんに推し広げて行くと自然に立体派や未来派などの主張や理論に落ちて行くのではあるまいか。 仕上がるという事....
詩の原理」より 著者:萩原朔太郎
詩等と全く趣がちがっている。特に象徴派以後の新しい詩――写象派・心象派・未来派・立体派・表現派等――は、就中《なかんずく》象徴を以て表現の一義としている。故に吾....
油絵新技法」より 著者:小出楢重
り返したものであるといって差支えあるまい。 即ち印象派以後、ゴーグ、セザンヌ、立体派、野獣派等正に壮大にして衰弱せる老舗の下敷から這出した処の勇ましき野蛮人の....
大切な雰囲気」より 著者:小出楢重
から、銘仙の新柄、女帯の模様の新工夫、軍艦の構造にいたるまで、それは構成的であり立体派的であり、シュールリアリズム風であったりしているので、全く今はそれらの事柄....
踊る地平線」より 著者:谷譲次
に一つの婚約を持って来るよりほか何の役にも立ちませんでした。男はバルセロナ出身の立体派画家で闘牛の心得もあったようです。「霧の中を往く馬車」というのと「虹の夢」....
新感覚論」より 著者:横光利一
もより高き生活を憧憬してやまなかった心境から現れたものに他ならない。 未来派、立体派、表現派、ダダイズム、象徴派、構成派、如実派のある一部、これらは総て自分は....
球体派」より 著者:豊島与志雄
の力で底からまるくふくれ上ってくる……そういうところに僕の努力や苦心があるんだ。立体派をもう一つ先の球体派というところまでつきぬけるんだ。」 「球体派は賛成だ。....
津田青楓君の画と南画の芸術的価値」より 著者:寺田寅彦
間接には畢竟新しい何物をも包んでいない事を暗示するのである。そうかと思うと一方で立体派や未来派のような舶来の不合理をそのままに鵜呑みにして有難がって模倣している....
ヒトラーの健全性」より 著者:国枝史郎
アンプレッショニストとして彩管を揮ったことだろうと思った。 未来派は、表現派や立体派や構成派などと共に、第一次世界戦争中に起こった、極わめて革命的の流派で、其....