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「立后〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

立后の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
源氏物語」より 著者:紫式部
たが、ただ気むずかしく不機嫌《ふきげん》になっていた。 「中宮がはなやかな儀式で立后後の宮中入りをなすったこの際に、女御《にょご》が同じ御所でめいった気持ちで暮....
私本太平記」より 著者:吉川英治
らずも尊治が万乗の君となられたので、禧子にも女御入内の宣旨がくだり、またほどなく立后の儀も挙げられて、いまはただしく今上後醍醐の皇后と仰がれる御方とはなっている....
私本太平記」より 著者:吉川英治
大納言公宗の存在は、今でこそ時流の外にうすれているが、家柄は七|清華の一、代々、立后の姫ぎみも出し、官は太政大臣をいくたびも経、いわば人臣の栄をきわめてきた子孫....
随筆 新平家」より 著者:吉川英治
。生むところの近衛帝を立てるために、崇徳天皇の退位を余儀なくさせ、後また、近衛の立后問題では、左大臣頼長と摂政|忠通との、深刻な争いを助成し、ついに、保元の乱の....
美しい日本の歴史」より 著者:吉川英治
家もほかへやる気はない。やがて皇太子も御元服となられたのを機に、姫を入内させた。立后はべつであるが、尚侍に叙せられ、お添い臥しはかなうのである。麗景|殿におかれ....